令和4年4月6日

　当社は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災にて、御本殿は奇跡的に倒壊を免れたものの、神社施設は悉く全壊・半壊するなど、壊滅的な被害を受け、以降、一歩ずつ復興事業を進めてまいりました。

　しかしながら、最後の復興事業である「幣殿・拝殿再建事業」は、財政的な負担も大きく、未着手のまま長い年月が経過しました。その中においても、「千円十万口運動」など地道な活動を続けてきた結果、大口の篤志家をはじめ多くの皆様方からご厚志を賜り、令和3年7月末に悲願であった「幣殿・拝殿再建工事」に着手することとなり、今春、めでたく兵庫県及び西宮市の重要文化財である御本殿に相応しい「幣殿・拝殿」が竣工を迎えることとなりました。

つきましては、来る４月17日（日曜）に、「幣殿・拝殿」の竣工を御神前にご奉告いたしますとともに、大震災からの完全復興を祝して、「幣殿・拝殿竣工奉告祭及び記念式典」を下記のとおり斎行いたしますので、ご案内いたします。

また、同日に奉祝行事として実施する「奉祝パレード」には、大市八幡神社神輿・太鼓保存会の布団太鼓「大市太鼓台」に加え、生瀬皇太神社より「だんじり」１台、福應神社より「舟だんじり」１台もお祝いに駆けつけていただき、当社の新たな門出に華を添えていただきます。

震災から四半世紀の歳月を超えて、西宮市内で最後の震災からの復興となりましたが、この震災からの完全復興を機に、「このまちと共に次の百年へ」と地域の皆様に親しまれるお宮づくりを進めてまいります。